突然ですが、ご実家のお墓のことで心配なことはありませんか?
実は私はとっても心配です。
というのも、私の実家のお墓は私たちの代以降、守る人がいないのです。
私は二人姉妹で二人ともすでに結婚して姓が変わっています。
また、父の兄弟の子供(いとこ)もすべて女なのです。(全員既婚)
こういう状態ですので、今は私も姉も頻繁に父が眠る墓にお参りに行きますが、私たちが行かなくなったら誰が守ってくれるのでしょう。
私のようなケースに限らず、今やお墓の問題はテレビなどでも取り上げられるようになりました。
まだまだ先のこと・・・と思われるかも知れませんが、ちょっとだけ考えてみましょう。
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お墓に関することならどんなことでも相談できます。
お墓についてどういう悩みが多い?
- お墓が遠くて管理が大変
- お墓を守ってくれていた親戚がいなくなった
- お墓参りの出費が大変
- お墓のことで子供に迷惑をかけたくない
地方から都心部への人口流出や少子化の影響もあり、先祖代々の墓を守る人がいなくなるケースや、遠方のため管理に不安があるケースなどがあるようですね。
また、親の世代では、自分の入る墓のことで子供たちに負担を強いることを心配している様子もうかがえます。
では、実際に墓を守る人がいなくなったらどうなるのでしょうか?
守る人が完全にいなくなった墓は無縁墓(むえんぼ・むえんばか)になります
無縁墓になったらどうなるの?
お墓の継承者がいなくなると、お墓を維持管理できなくなりますので墓石が汚れたり、雑草も伸び放題になって見るも無残なお墓になってしまいます。
継承者が確認できない状態になると、お寺によって墓や遺骨は処分され、遺骨は墓所の合祀塔など、無縁供養塔や無縁塚に合祀されます。
無縁墓にならないための方法
無縁墓にしないためには、早めに「墓じまい」をするしか方法はありません。
墓じまいとは「行動に移せなくなってしまう前にお墓を撤去しておく」ということです。
これまでのお墓は先祖代々、親から子へ引き継がれ守られてきましたが、現在では少子化や晩婚化が進み、子供がいないという家庭も珍しくありません。
いずれは無縁墓になる可能性が限りなく高いのです。
そうなってくると、「墓」というシステム自体の維持が難しくなってくると思われます。
実際、「どのようなお墓に埋葬されることを望みますか」という質問には、1位の「今はまだ考えていない」に次ぐ2位が「散骨」となっています。
先の悩みにあった「自分の墓のことで子供に迷惑をかけたくない」という気持ちからくるところも大きいと思います。
3位は「自分の実家のお墓」、4位は「とくにこだわりはない」
「配偶者の実家のお墓」や「自分や配偶者が新たに用意するお墓」という回答は1割未満と少数派です。
参考:出版社「オレンジページ」
ただ、自分のことはともかく、今ある先祖代々の墓を自分の代で無縁墓にしてしまうのはどうも気が引けます。
そういう意味で、もし自分の代以降に墓を守る人がいないのであれば、自分の代で「墓じまい」をしてご先祖様を供養するという方法しかないのです。
墓じまい
先ほど「墓じまい」とは「お墓を撤去すること」と説明しました。
なんだかすごく罪悪感を覚えるネガティブな表現ですね。
ですが、実際はそんなにネガティブな行動ではありません。
無縁墓にしてしまうことの方がよっぽど無責任です。
実際に無縁墓になってしまえば、見るも無残なお墓になってしまい、そこで眠るご先祖様も悲しい思いをされるような気がします。
そうならないための優しさ・気遣いからの「墓じまい」ですので自信をもって前に進みましょう!
さて、「墓じまい」と言っても撤去後の遺骨の引っ越し先は様々です。
嫁ぎ先の墓との両家墓を建てて一緒に納骨する
両家の事情が許せば両家墓を新たに建て、一緒に納骨するという方法があります。
永代供養墓に納骨する
寺院や霊園の永代供養墓に納骨します。
「永代供養」とは、墓所が存在する限りはずっとその管理者が供養してくれることです。
ただし、「永代供養」と言っても厳密には永代ではないこともあるので注意が必要です。
※17回忌や33回忌、50回忌を目安に合祀される寺院や霊園が多いようです。
永代供養にはデメリットもあります。永代供養のデメリットについては「終活ねっと」に詳しい記事があります。
散骨する
散骨の種類には海洋散骨と樹木葬(※)があります。
※樹木の下の遺骨を埋める場合は埋葬ですが、砕いた遺骨や遺灰をまく場合は散骨にあたります。
現時点では散骨を規定する法律はありませんので、個人で散骨することも可能です。
ただし、散骨する場合には、粉末状になるまで遺骨を細かく砕くことや撒く場所を考えることなど、最低限の配慮は必要です。
お墓のことで悩んだら・・・
ここまで昨今のお墓事情や無縁墓などについて話させていただきましたが、「墓じまい」や「墓の引っ越し」などは法的な手続きも必要になってきます。
心配なことがあれば、専門家に相談してみることが一番です。
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お悩み事があれば、一度相談してみると良いかも知れませんね。