「寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)」ってご存知ですか?
実は私、数年前から寒冷蕁麻疹を発症しています。
今日は私が「寒冷蕁麻疹」が発症した経緯と対策についてご紹介したいと思います。
この記事を読んでもらいたい方
- もしかしたら症状から自分は寒冷蕁麻疹じゃないか?と思った人
- 寒冷蕁麻疹を意識したけれどどう対処したら良いか分からない方
はじめての寒冷蕁麻疹発症
2年ほど前の寒い日にペットのワンちゃんを散歩に連れて行った時が初めての発症です。
その日はとても寒く、外に行くのは気が進まなかったのですがワンちゃんが行きたがるのでやむを得ず散歩に出かけました。
散歩を終え、帰ってきたらなんだか顔が痒い…。
手も痒い…。

寒冷蕁麻疹の症状
鏡を見てびっくり!

蚊にさされた時、さされた部分の皮膚が盛り上がりますよね?
それが手や顔に多数発生し、時間が経つとその腫れが結合し更に全体的に腫れてくる感じです。

とかなりビビりました。↓シングってこの岩人間。
自分で自分の顔を見てショックだったのです。
症状の確認と症例の確認
自分の症状を検索するとすぐに「寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)」なのでは?と分かりました。
もともとアトピー体質で皮膚が弱いこともあったので「あ~。そういうこともあるかも。」と割と簡単に納得しました。
また、症状が現れる皮膚の部分は素肌の部分だけでした。(顔・首・手など外気にさらされている部分)
症状が現れる状況と症状が治まる時間
その後、以下のような場合に時々症状が現れるようになりました。
- 寒い日にジョギングまたはウォーキングに行って帰った後
- 寒い日に駅まで歩いて(徒歩15分)電車に乗った時
共通点は「寒い日に」と「急に寒い場所から暖かい場所に入った時」です。
また、ある程度の時間寒い場所にいることも条件のようでした。
ほんの5分外にいて急に温かい場所というのは特に問題ありません。
最低でも15分以上かな~。
こちらは熊本ですので寒いと言っても東北や北海道と比べれば大したことはありません。
なので、もしかするともっと寒い地域に行くとこの時間も短くなるのかもしれませんね。
いずれも1時間も経てば症状は回復し何事もなかったかのようになりました。
対策と応急処置
ジョギングの後家に帰って顔が腫れても見られる人はほとんどいないのでいいのですが、通勤で歩いて駅まで15分。
その後電車に乗る時に発症すると本当に恥ずかしいです。
なので、対策としては外気にさらされる皮膚を極力減らすことが重要です。
私の場合は手袋をして、マフラーで顔の下半分をすっぽり隠します。
前髪は降ろしているのでうつむき加減で歩くとマフラーで覆われた口元から出る湿った呼吸で少し顔の上半分も温まるのでいい感じです。
「やばい!今日は寒いぞ!」
と思ったら上記の対策は欠かせません。
また、発症してしまった場合は患部を温めるのが有効です。
通常、じんましんは対症療法として患部を冷やすと有効な場合が多いのですが、寒冷じんましんでは逆効果となります。発疹が出ている部位を温めるなどして、皮膚が冷えないようにすることが最も大事です。
引用:せいてつLabより
寒冷蕁麻疹の根本的な原因
寒冷蕁麻疹の根本的な原因はまだ分かっていないようです。
実際、私はもうすぐ50歳になりますが、これまでも息子のサッカー観戦など寒いところに長時間いて温かい場所に移動という経験がなかった訳ではありません。
その時は発症していないので、一体何がきっかけで発症するようになったのかは全く分かりません。
ということは、今症状がない人も年を取ると発症する可能性があるということですよね?
私の場合発症するタイミングと症状が治まるタイミング、発症しないようにするコツなど自身でコントロールできていますが、状況に応じて医師の診察を受ける必要もあります。
Q:医療機関を受診するタイミングは?
A:全身に症状がある場合、血圧が低下して意識を失うなど、ショック症状が出ることがあります。
重症ではなくても、じんましんとまぎらわしい別の病気かもしれません。なかなか、かゆみが治まらない場合や発疹が慢性化している場合は、自己判断せずに受診してください。
また膠原病、感染症、悪性腫瘍などが原因となることもあり、その場合は基礎疾患の治療が必要となります。引用:せいてつLabより
症状がひどい人は自己判断せずに病院を受診されてくださいね!